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武呂具(ブログ)

2018.04.07

屋根工事

真冬に小淵沢の現場へ

いつも思うんですよね。

なぜ寒い時期に寒い場所で工事をやるのか?

オフシーズンだから当然っちゃあ当然なんですが、それにしても寒かった。

 

 

 

 

躯体近景

ここね。この鉄骨躯体に大型屋根をふせていきますけどもね。

屋根の長さは棟を隔てて13.8Mずつなので計27.6Mですね。

あと写真の左側には足場が立っていますね。

 

 

 

躯体全景

そしてこの奥行きである。

ざっくり100Mほどあります。

つまり屋根面積は約2,800㎡程です。

写真右側では外構工事が突貫で行われている為足場は掛けられないということでした。

軒樋を掛ける時は高所作業車になるので時間がかかりそうです。

 

 

 

母屋

鉄骨母屋の上に屋根を支えるタイトフレームを溶接していきます。

その数1,500本超。

傾斜もあるので墨出しや配置していくのも大変です。

 

 

 

そして屋根を伏せていくのですが、いつもなら荷揚げ用のレッカーを移動させながら屋根材を伏せやすい位置に配置していきます。

が、ダメ!

今回の現場では外構工事の関係上、一番端の方でしか荷揚げができないという制限がありました。

これがどういうことかお解りですね?

つまり端の方からなるたけ奥の方まで屋根材を置くのですが、建物全体の6分の1も届かないので、ほとんど端から端まで屋根材を人力で運ばなければならないんです。

屋根材1枚の長さは13.8M、約50kgあるので近くなら3人でも運べますが、端から端までしかも凍える向かい風の中運ぶのは並大抵の作業ではありません。

 

 

 

 

 

屋根運び

端から

 

 

屋根運び (2)

写真では写りませんが冷たい強風で煽られています。

 

明り取りが歩行の妨げに

道中には明り取り用の鉄骨架台があり、歩行の妨げに。

当然落ちたらアウツ。

 

 

 

 

屋根運び (3)

屋根の山の上を歩き続けると土踏まずが痛くなってきます。

 

 

 

屋根運び (4)

遠くまで僕らは行ける

強い雨も、凍る風も受けながら

 

 

さすがにね。

いやになってきますよ、そりゃあね。

屋根材は片面214枚×2面で計400回近くもこの作業を繰り返してるとね。

折れていく。心が。

圧倒的…!圧倒的苦行…!!

 

 

 

屋根接触トラブル

起こる…!恐れていたこと…!外構工事クレーンと屋根の接触…!

 

ぶつけられちゃいましたorz

これはもうダメかもわからんね。

修復は不可能だったので別途屋根材を1枚追加で発注です。

本締め前だったのが救いでした。

 

 

 

この条件下を10人態勢で臨み、4日で屋根伏せは完了しました。

これ荷揚げの間配りができていたなら2日で終わってるな。

 

 

 

棟まわりの雪かき 雪かき

屋根伏せ後日には雪も積もりご覧の状態。

天然の滑り台です。

雪かき怖かったですね。

 

そんなこんなで外壁や軒樋も施工し、約1か月続いた小淵沢の現場も無事終えられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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