2017.12.05
結構前に折板屋根のナット取替の記事を載せましたが今回も同様の案件です。
今回はDIYでもできるようにもう少し詳しく投稿させていただきます。
屋内の天井にシミが点々と規則的についています。
この場合考えられるのはボルト部分からの雨漏りです。
なので屋根に上ってみました。
試しに一つナットを外したところコールタールのパッキンがスッカスカでした。(´・∀・` )アラマァ
こちらの建物は昭和61年に建立されたので築31年。
ん~、経年劣化ですね。
とりあえず天井のシミの箇所を確認しながら怪しいと思われる位置にマーキング。
あたりを見回してみると水上の役物や箱樋の中には落ち葉の舞!
すぐ近くに銀杏の木があるのでその落ち葉のようですね。
余談ですが銀杏には防虫効果があるのでそのおかげか屋根に虫の死骸はありませんでした。
ただ、こうした落ち葉やごみなどは排水のつまりや水を滞留させてしまうので放っておくといずれこの辺も雨漏りになるやもしれません。
現状を吟味して下した診断がこちらです。
それでは流れを説明させていただきます。
①ナットを外し、周りを軽く清掃します。
②綺麗になったらこのボルト周りに少量のコーキングをクルッとつけます。
③新しいパッキン付のナットを電動工具で締め付けます。
この時きつく締めると屋根が凹んだりボルトが切れたりするので、つぶれたパッキンがやや見える程度に締める位がちょおど良い塩梅です。
④サビヤーズという防水キャップを被せて、手でねじ回すか、回らない場合は金づちで叩いてはめ込みます。
これだけです。
どうです?簡単でしょ?
今回使用した素材は
・変成シリコン
・折板屋根用パッキン付台座ナット (インパクトドライバのソケット17mmで回す大きさ)
・サビヤーズ(ボルトキャップ)のタイトフレーム用 10m/m 大 ブラウン・・・モノタロウで25円/個 位 ただし150個入りの梱包単位
・サビヤーズ(ボルトキャップ)の中間ボルト用 8m/m L ブラウン・・・モノタロウで20円/個 位 ただし150個入りの梱包単位
ホームセンターではあまり見かけない素材ですが、建材屋さんなら売っていたりします。あと、通販サイトのモノタロウとかね。
女性にもできる軽作業ですが、けっこう手間のかかる作業です。
4~50坪なら2人でやって半日程度かかると思います。
すべての作業が終わると中々どうしていい感じに仕上がります。
後は落ち葉拾い集めて清掃すれば雨漏りの心配はなくなりますよ!