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武呂具(ブログ)

2024.11.04

事例 屋根工事 板金工事 雨樋工事

モニエル瓦からガルバリウム鋼板屋根への葺き替え

久しぶりの投稿は甲斐市H様邸にて屋根の葺き替えです。
 
モニエル瓦とはこういう瓦です。
大屋根 南側

大屋根 棟

IMG_3348
洋風な瓦と思ってくれれば、ハイ。
定期的な塗装が必要な瓦です。
放置すると塗膜が取れて雨漏りの要因になります。
 
既存の瓦を剥がしていきます。
瓦撤去作業
 
棟部には葺き土があるので、それも取っていきます。
棟土撤去
 
普段はレッカーで静かに瓦を下ろしていくのですが、レッカーが入らない場合は上からコンテナへ投げ入れます。
この際の注意点は瓦の破片が飛び散らないようにバリケードをしたり、大きな音がしないように配慮すること。
(空のコンテナに瓦を投げ入れると非常に大きな音がするので、ある程度瓦を綺麗に敷き詰めてから投げ入れると音が低減します)。
瓦積み込み
 
瓦撤去後の屋根は細かいゴミや塵が落ちているので綺麗に清掃します。
撤去後の清掃
 
レッカーが使えないので野地板等の資材は全て手揚げです。
野地板 手揚げ
 
新しい野地板を垂木に固定しながら敷き込みます。
不陸調整と野地板張り

野地板張り (2)
 
防水紙であるルーフィングを敷き込みます。
ルーフィング敷き込み
 
以降はガルバリウム鋼板の屋根材を揚げて、メーカーの基準を守りながら葺いて完成です。
(正確には雨漏りしないよう役物を付けたり、瓦とガルバの屋根では厚みが違うので雨樋を掛け替えたりと色々することはあります)。
大屋根 南面仕上がり
 
最近のガルバリウム鋼板はマグネシウムも配合されたSGL鋼板と呼ばれています。(Sが何かはわからないですが)
より錆びづらく、耐候性や遮音性も向上しています。
 
カバー工法と違い、既存の屋根を剥がすところから始めるので費用は掛かりますが、リファインされた屋根はまるで新築の様です。
築30年以上で今まで屋根のメンテナンスをされたことが無い方は選択肢の一つとして「葺き替え」も検討なさってみてください。

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