2015.07.02
今回の事例をご紹介します。
太陽光発電業者がパネルの点検のために二段はしごで屋根に上ろうとしたところ転落。
下屋(下の屋根の事です)の瓦棒屋根を凹ませてしまいました。 😥
幸い業者は軽傷ですんだこと、また当たり前ですが保険が適用されたことを受け、弊社に凹んだ屋根を修理してくれないかと依頼がありました。
【落下の衝撃で凹んだ屋根】
穴が開かなかったのはのは幸いでしたが、このままでは凹みの部分に水が滞留し腐食、いずれ雨漏りの原因になります。
さて、じゃあこの凹んだ屋根どうやって直すの? 😯
そもそも直るの?
ってとこですが、完全に【直す】となるとクレイジー・ダイヤモンド!!でも使わない限り一朝一夕とはいきませんし、
下地まで破損しているでしょうから、やるなら屋根を剥がして、剥がすなら剥がすで屋根は連続体ですから
この部分を直すのに全部剥がして、かつ下地も直すのか?と。
保険とは言え、そこまでするのも住まわれているお客様にとって不本意でしょう。(保険もどれだけ下りるか分からないですし…)
なので、逆転の発想! 💡
雨が入らず、見た目もよく、コストも工期もかからない方法。
それは
【役物でカバーしよう!】
こうすれば良いんですね!
勿論、既製品でこのような物はありませんが、そこは板金屋さん。
自分たちで折って曲げて加工するなんてお手の物です。
屋根の空洞部にはクッション材と下地を入れてあるので耐久性も問題ありません。
mあたり材工で8,000円(下地等含む税抜き)なので、張替の手間やコストを考えると最高のパフォーマンスです。
今回のケースと原因は別でも雪や飛来物によって、こういった現象はよくあるんじゃないでしょうか?
一度ご自宅の屋根を見てみてください。
余談ですが鼻隠しも直しました。
施工者:望月 雄介、今井 今朝春