2021.11.20
最近屋根の「カバー工法」について聞かれることが増えた気がします。
カバー工法とは、既設の屋根を撤去せず、文字通り新しい屋根材を上から被せる(カバーして)屋根工事の方法です。
メリットは撤去費用やアスベスト処分(材料に含まれている場合)の費用がかからないこと、元々の雨漏り患部の止水処理は必要ですが雨漏りを直すのに確実。
ガルバリウム鋼板の屋根材を使用するので15年程度はメンテナンスフリーの点ですね。
逆にデメリットは屋根の重量が微増する(それでも瓦屋根よりは軽いですが)、カバー工法で使う屋根材は板金なので雨音が聞こえることです。
また板金で滑りやすくなるため雪がすぐ落下しますが、これの良し悪しは立地によってですかね。
住宅ですとコロニアル屋根からのカバー工法が多いです。写真のように既設の屋根の上に粘着性のあるゴムアスルーフィングというシートで防水します。
新しい屋根(ガルバリウム鋼板屋根材)を葺いていきます。
心機一転リニューアル。屋根が新しくなるだけで新築感がグッと上がります。
最後にカバー工法が適用できる一般的なケースをご紹介します。
①コロニアル屋根,シングル屋根,トタンの横葺,トタンの縦葺→ガルバリウム鋼板屋根(横葺・縦葺)
②金属折板屋根→同型のガルバリウム鋼板折板屋根
③スレート波板→ガルバリウム鋼板折板屋根
※現状が瓦屋根の場合はカバー工法ではなく瓦を撤去処分してからの「葺き替え」となります。
カバー工法による屋根葺きは弊社が得意としているところです。
検討中の方は是非ご相談下さい。