2021.11.11
北杜市にて
上から木の枝が落ちてきて屋根に穴を空けたという非常にレアなケースです。
コロニアルやスレート屋根は割れやすいですね。
屋根の上なんて普段見もしないし気にもならないことですよね。
しかもそれが住んでいる建物でなければ早期発見は到底無理。
こちらの建物もお客様が久しぶりに入ってみたら、屋内の雨漏りの惨状たるやカビも生えていました。
この時初めて屋根上を調べて穴あきに気付いたそうです。
そこで雨漏りについて検索していたところ、弊社のホームページを見つけてご相談いただいたのがきっかけでした。
現地調査時にひとまず見積書を出して施工するまでの応急処置としてこれ以上の悪化の防止と直接の雨が入らないように雨養生を施し、内装に関しては弊社とお付き合いのある工務店さんをご紹介しました。
そしてどう見ても自然災害による建物破損とそれによる二次被害(雨漏り)でしたので、「これは火災保険の特約で風災が適用されるかもしれません。とりあえず応急処置はしておいたので契約中の保険会社に相談なさってみてください。保険適用の可否が確定してから施工しましょう。適用されなかったら残念ですが自費になります。」と進言したところ、首尾よく火災保険の「風災」が適用される運びとなり、無事屋根の修理を行いました。
屋根全体をカバー工法とも考えましたが流石に保険会社からNGが出るかもなのと、予算の都合もありガルバリウム鋼板で屋根補修材を加工し取り付けました。
屋根をこれ以上傷めるわけにもいかないので、接着性の高いコーキングで止水処理をしつつ接着。
これけっこう強いので風で飛ばされる心配もありません。
雪の重みや台風などの強風、それによる飛来物での建物・建物付帯物の変形・破損は特約事項の風災や雪災が適用されやすく、等級が変わることもありません。(保険会社やその担当者、加入条件によります。)
弊社では保険申請代行手続きは行っていません。
あくまで契約者ご本人様のご連絡が必要です。
が、今回のように保険適用を進言したり、見積書や写真を用意することはしています。
満額の保険金が下りれば工事費は無料となることも多いので、せっかく加入している火災保険を有効に活用しましょう。
巷では火災保険適用の可否も聞かずに施工する業者もいるそうです。
弊社では必ず可否確認を行った上での契約にしております。その分タイムラグは発生しますが、その場合は応急処置をしておりますので安心してご相談下さいませ。