2019.06.13
いよいよ暑くなってきましたね。ι(´Д`υ)
今年は冷夏になるとニュースで言っていましたが毎年そんなこと言ってね?
さておき、雨上がりの後は風が強くなりますが
地域によっては非常に強い風が吹きます。
そうすると棟の板金役物が飛ばされることがままあります。
特に軒先側の隅棟板金役物が飛ばされやすいですね。
むき出しの下地が風雨にさらされて腐る寸前です。
当然雨漏りの原因となります。
この下地木材は”貫”と呼ばれる長い板で一般的によく使われるのが
長さ4M、巾90mm(9㎝)、厚さ15mm(1.5㎝)の規格です。
尺貫法で呼称すると長さ=丈三(じょうさん)、厚さ=五分(ごぶ)、巾=三寸(さんずん)なので
「五分三寸を丈三で何枚下さい」と言ったりします。
上記写真は撮影を少々失敗したのですが、下地を取り替えた後は
仕上の板金棟役物・・・いわゆる棟包みを取り付けます。
破損個所を直した後は既存の棟包みも補強します。
大抵棟包みの横側に釘留めしてあるのですが、経年で釘頭が浮いてくるので
ハンマーで打ち直し、浮き防止にコーキングを打ちます。
補強の釘打ちは棟包みの横側でも構わないのですが、下地である”貫”が劣化して
釘の効きが悪い場合は脳天(一番巾の広い部分)から屋根の下地にコースレッドなどのビスで留めます。
ビス頭にはコーキングで止水処理します。
棟の板金が飛ばされた場合は火災保険の”風災”が適用されやすいです。
専門業者に足場代金を含む見積もりと写真撮影を依頼し、保険会社に提出してみて下さい。
また、下屋根ならば気を付ければDIYでもできますが推奨は致しません。
2階以上は危険なので必ず専門業者に依頼しましょう。