2018.06.10
今回我々は天井や壁から雨漏りしているという山梨県甲斐市の現場を訪れた。
部屋の上部にある開口部から雨水が浸入してきたのか、そこでは壁は黒ずみ、壁紙も剥がれかけていた。
これがその写真である。
おわかりいただけただろうか…?
もう一度ご覧いただこう…
写真の丸で囲んだ箇所から明らかに雨漏りしている形跡が見られた。
我々現場調査班は急いで外部からの確認に向かった。
そこで現場調査班が見たものとは!?
何の変哲もない排煙サッシがついているだけである。
しかしそこで調査人はあることに気付いた。
排煙サッシの廻りには水を切るための役物がついていなかったのである。
確かにこれでは雨漏りしてしまうだろう。
また上を辿っていくと笠木の下のパラペット防水が切れている。
以上2点が主だった原因と調査班はにらみ、直ちに行動を開始した。
【排煙サッシ周りに水切をつける】
パラペットの防水には雨水が浸入しないようコーキングを施し、
排煙サッシ周りには上部と左右に水切りを付け、多少の風雨にも耐え得るようにした。
またこちらは雨漏りではなく景観を変えるためだが
新たに出入り口上部の笠木もつけかえた。
数日後、様子をうかがった調査班だが無事雨漏りは止まったという…