2018.06.09
こんちゃ!
今日は誰でもできる折板屋根の雨漏り修繕について話すよ!
今回のトラブルはここ!
棟についているエプロン面戸と呼ばれる部位についてだ!
下の写真を見ると判るように棟板金と屋根の間に台形の鉄板が入っているね!
これがエプロン面戸なんだ。
主に虫とか鳥とかが中に入るのを防ぐために取り付けるよ。
【ボルトのある所が棟板金だよ】
ごくまれにこのエプロン面戸が入ってない現場を見ることがあるけど、
それは手抜き工事だよ。
ちなみにエプロン面戸は外壁と屋根の隙間を塞ぐ
”雨押え”という板金の下にも入っているからね。
この面戸の裏では屋根が立ち上がっていたり、水止め面戸が入っているから
基本的に(風を伴わない雨なら)ここから雨漏りすることは無いんだ。
ただ風が強く吹くとこの隙間から雨が吹き込んで
慣性の法則で雨が浸入して雨漏りになるよ!
普通の雨なら漏らないのに、風が吹いているときに雨漏りする場合の大半の原因はここだよ!
じゃあその対処法を説明するね!
下の写真の赤い丸の部分・・・文字で説明すると「屋根の山と棟の間の隙間部分」と
「エプロン面戸と屋根の隙間の斜めになっている部分」をコーキングで塞ぐといいよ!
これを全通りにやるんだ。写真の編集が下手だって?そんなこと知らないよ!!
「屋根の山と棟の間の隙間部分」にはもっそりと。
「エプロン面戸と屋根の隙間の斜めになっている部分」には屋根の山から下に
3分の2位の長さでコーキングするといいよ。
勿論コーキングした後には”へら”でならすのを忘れずに。
ならさないとコーキングがとれやすくなっちゃうからね!
黄色い丸の部分・・・「屋根の谷とエプロン面戸の間」にはコーキングしないようにね!
いくらコーキングで厳重に水の侵入口を塞いでも微量な水は必ず入ってしまうんだ。
そんなとき水の抜けるところがないとエプロン面戸の裏で水が溜まって
錆びたり、腐ったりして散々な目に合うよ!
一回そんな現場を見たことがあるけどひどいもんだったよ!
DIYでやる時はホームセンターで近い色のコーキングを買ってくるんだ。
今のコーキングは性能がいいから”これじゃなきゃダメ!”って物は無いけど
高価な物はやっぱり長持ちするよ。
エプロン面戸のコーキングは水平距離5Mで大体1本使う計算だよ。
20Mなら4本だけど使用量で変わるから予備でもう1本あってもいいかもしれない。
以上で説明は終わるよ。
え?説明が長いって?
そんなの仕方ないじゃないか!