2018.05.30
韮崎市にある古民家の屋根改修工事をしてきました。
既存の屋根は浪子屋根、つまり鉄板小波ですね。
築年数40年以上の建物ですが特に雨漏りという訳ではありません。
この辺は強い風がよく吹くので端側の屋根がめくれ始めパタパタと鳴っていると。
台風が来たら持って行かれそうで怖いし、
風災で保険が適用されるからどうにかしてほしいと依頼を受けました。
確かに屋根が飛んで行ったらマズイですね。(´ε`;)
この現場での問題点は大きく2つ。
まずは既存屋根の下が”藁葺き”となっていること。
そして屋根の傾斜が8寸勾配ということでした。(;´Д`)
お客様が言うには元々藁葺きだったのを当時浪子で被せたらしいので、
じゃあ今回も浪子の上から板金屋根を葺いちゃうかと。
しかし、下地がどういう状態なのかわからない。
上から被せても下地が脆くなっていたら危険ということで既存の浪子を全て剥がし、
下地の状態を確認して必要なら下地まで取り替えることにしました。
【既存棟の撤去】
問題にしていた下地の状態は悪くなく、
また藁自体も下に落ちていたので特に問題なく撤去作業は進みました。
ただ屋根の傾斜がきついので”屋根足場”を設置したのですが、
緩い傾斜と違いやはり大変。(;´Д`)
それでもどんどん撤去していく職人さん達には頭が下がります。
【屋根葺き替え後ですが、これが屋根足場です】
屋根自体に足場を掛けています。
これでどうやって屋根を葺き替えるの?と疑問が出てくるでしょうが、
普通に屋根足場のジャッキを上げたり下げたりして作業します。
【屋根葺き替え完了】
要領を得ればサクサク進みます。
想定より早く仕上がりました。
段取り前って色々問題があり不安や心配があったりしますけど、
やってみると何てことない場合が多いですね。
一先ず事故もなく安全に無事終わりました。v(´∀`*v)